利益を伸ばせないのも、損切りできないのも。
原因は「同じ病」かもしれません。
利益をすぐに確定してしまう早さと、含み損を耐え続けてしまう遅さ。一見すると正反対の行動に見えますが、心の深いところで耳を澄ませてみると、これらは実は「同じ病」から生まれています。
それは、人間であれば誰もが抱く「傷つきたくない」という繊細な本能です。利益を伸ばせないのも、損切りできないのも、結局は目の前の小さな痛みから、自分自身の心を守ろうと逃げているだけなのです。
逃げれば逃げるほど、支払う代償は大きくなる
相場は驚くほど冷徹です。私たちがその場から逃げれば逃げるほど、相場は後から、その逃げた分のつけを何倍もの重荷として取り立てに来ます。多くのトレーダーが去っていく理由は、技術の不足ではありません。「小さな痛みを先送りにし続けたこと」にあります。
- 先送りの代償:小さな傷を避けた結果、それが取り返しのつかない大怪我に育ってしまう。
- 本当の強さ:無傷でいることではなく、今の痛みを受け入れ、向き合えること。
その損切りは、未来の自分への「優しさ」
どうか、自分の中にある「傷つきたくない」という繊細な心を責めないでください。ただ一つだけ、心に留めておいてほしいことがあります。
今日という日に小さな損切りをすることは、決して負けではありません。
それは、明日のあなた自身を守るための、最も理知的で、そして何よりも自分自身への優しい決断なのです。
小さな傷を受け入れられる人が、明日も穏やかに歩み続けられます。


