なぜ、好意をアピールしすぎると冷められるのか。…恋愛における『適度な難易度』の心理学。

高い山ほど登りたくなる:
恋愛における「適度な難易度」の心理学

人間は誰しも、手に入りにくいものほど欲しくなる心理を持っています。

ゲームをしているとき、難易度の低いステージをクリアしたときよりも、難しいステージをクリアしたときのほうが達成感が強く、さらに大きな達成感を求めたくなる心理と似ています。

男女の関係も同じように考えることができます。人間は自分よりも比較的価値が高い、あるいは少なくとも対等な価値を持つ相手に惹かれます。

そのため、出会ったばかりなのに相手から一方的に好意をアピールされると、その相手への魅力が半減してしまうことがあります。

相手の気持ちをある程度確認できるまでは、本心をうまく隠しながら自分自身の「難易度」を少し上げておくことが大切です。

もちろん、高すぎる難易度にしてしまうのは逆効果です。

心理学の実験が明かす「好意の真実」

アメリカのバージニア大学の Erin Whitchurch 博士と Timothy Wilson 博士は、女子大生47名を対象に実験を行いました。

実験に参加した女性たちは3つのグループに分けられ、4名の男性のプロフィールを渡されました。その際、各グループには異なる条件が伝えられました。

  • Aグループ:「すべての男性があなたをとても気に入っている」と伝えた
  • Bグループ:「すべての男性があなたにあまり魅力を感じていない」と伝えた
  • Cグループ:「何人かはあなたに好感を持ち、何人かはあまり魅力を感じていない」と伝えた

その結果、女性たちが男性に最も好感を抱いた順序は C > A > B でした。

お付き合いが始まってからは、相手を思いやり誠実に向き合うことが大切ですが、付き合う前の段階では、少しだけ自分の難易度を上げて自分の価値を高めてみましょう。