どれほど魅力的でも、恋が始まらない理由。…『可能性の提示』という知られざる恋愛の条件。

フレーム理論と可能性の提示:
恋の炎を灯すふたつの条件

今回は「フレーム理論」と「可能性の提示」についてお伝えします。

人が恋に落ちる大きな要因は、「魅力」と「可能性の提示」の2つです。

魅力の条件には、職業・学歴・経済力・容姿・性格・知性などが挙げられます。これらを適度にコントロールできれば、他の条件が多少劣っていたとしても、自分より魅力的な異性を引きつけることができます。

ただし、魅力をアピールして好感を持たれるのは良いことですが、安易に「可能性の提示」をしてはいけません。

恋を動かす「魅力」と「可能性」のバランス

フレーム理論を活用して魅力を示せば、相手はあなたに好意を抱くようになります。

しかし、魅力的だからといって必ずしも恋に落ちるわけではありません。俳優や有名人、お金持ちを見て「魅力的だな」と感じることはあっても、それだけで直接恋に落ちるわけではないのと同じです。

人が真剣に恋に落ちるのは、「自分にも手に入るかもしれない」という可能性や見込みを感じたときだけです。

頻繁に連絡を取る、将来の話をする、まるで恋人のような接し方をする——こうした言動が一種の「可能性の提示」になります。

「魅力」と「可能性の提示」という2つの条件が揃って初めて、相手の恋心は深まっていくのです。

いわゆるプレイボーイや浮気性な人は、相手と誠交際するつもりがないにもかかわらず、偽りの可能性の提示をして相手を惹きつけ、目的を果たせば去っていってしまいます。

ちなみに「可能性の提示」は、言葉で直接「好きだ」と伝えなくても発生します。

日常的な会話をする、隣に座る、友人に紹介されるといった「状況」そのものが、淡い可能性の提示になり得ます。言葉を交わさずとも、微笑みかけたり親切に接したりするだけでも十分な効果を持ちます。

魅力的な人が他人に少し親切にしただけで相手に誤解されて困ってしまうケースはよくありますが、そうした経験を重ねるうちに「無駄に愛想を振りまかないようにしよう」と学習し、クールな態度をとるようになることもあります。魅力的な人が一見お高く見えてしまうのには、こうした背景も影響しているのです。

<可能性の提示の有無による違い>

例1.あなたの部署に、理想どおりの異性が新しく配属された場合
時間が経つにつれ、あなたはどんどんその人に惹かれていきます。
→ 夢に描いた理想の相手と毎日同じ職場で会い、仕事をするという事実そのものが「可能性の提示」になっているからです。
(ただし、その人が遠い存在すぎたり、すでにパートナーがいてあまりに好条件だったりすると「自分とは釣り合わない」と感じ、可能性の提示として成立しないこともあります)

例2.理想どおりの異性と街中ですれ違った場合
一瞬ときめくことはあっても、翌日には忘れてしまいます。
→ どれほど理想的な相手であっても、二度と会う見込みがなく「可能性の提示」が存在しないため、恋にまでは発展しません。

理論を正しく使うということ

あざと男子is恋愛美学でフレーム理論を学び、ご自身の「魅力」を高めて見せていくこと自体はとても良いことです。

ですが、本気ではない相手に対して安易に「可能性の提示」をすることだけは避けてください。

人気者になりたいだけの理由で好意があるかのような仕草を見せると、相手は期待を抱き、あなたへの恋心をどんどん膨らませてしまいます。

それは、あなたが復縁や恋愛で悩んで苦しんだときと同じ痛みを、相手にも味わわせてしまうことになります。

あざと男子is恋愛美学の理論は、大切な相手と真剣に向き合い、ともに幸せになるために使ってこそ価値を発揮するものです。むやみに乱用すると、誰かを深く傷つけてしまうことにもなりかねません。

このことを心に留めて、正しく活用していきましょうね。