別れ際にすがりつくと、なぜ相手は離れていくのか。…『クールな姿勢』が奇跡を起こす理由。

別れた彼氏・彼女の心理:
「すがりつく選択」と「クールな姿勢」がもたらす決定的な違い

別れたお相手の心理を、一言で言い表すことはできません。年齢や交際期間、愛情の深さ、そして互いの心理状態によって状況はそれぞれ異なるからです。

しかし、数万件に及ぶご相談をお受けし事例を分析してきた結果、そこには確かな「共通点」が存在することが分かっています。

お相手にすがりつくと、あなたは無意識のうちにお相手よりも「価値(フレーム)が低い存在」になってしまいます。主導権を相手に渡して優位に立たせてしまうため、あなた自身の魅力が損なわれてしまうのです。

人間は誰しも、自分より魅力的な人、あるいは少なくとも自分と同等以上の価値を持つ相手との交際を望みます。

そのため、復縁という観点から見ると、すがりつく行為は致命的な一手となってしまいます。

(※もちろん、「愛されているのか分からない」「気持ちが伝わってこない」と言われて振られたケースであれば、素直に気持ちを伝えて引き止めることが正解となる場合もあります。しかし、このコラムをお読みになっている方の多くは、すがりつくだけでは解決できない状況にいらっしゃるはずです)

ここではケースを絞り、少なくとも「3か月以上交際したカップル」を基準にお話ししていきます。

<別れその後の2つの分岐>

1.すがりつかなかった場合(お相手に「未練はない」と思わせた場合)
別れ際、あなたがプライドを保ちながらクールで落ち着いた姿勢を見せたのであれば、お相手はかなり悩んでいるはずです。
あなたの本心が読み取れず、「自分の価値を否定されたのではないか」と感じるからです。
自分より下だと思っていた相手が堂々と価値高く振る舞うと、人は動揺します。そして、「本当は自分よりも価値が高い相手なのではないか」と再認識し始めるのです。
お相手の頭の中にはあなたとの思い出が次々と浮かび上がり、「会いたい」という気持ちが募っていきます。
しかし、プライドが邪魔をして簡単には連絡できません。あるいは「やり直しても同じ失敗を繰り返すのではないか」と理性がブレーキをかけたり、環境の問題から必死に感情を抑え込んでいたりします。
このとき、お相手の心は常に2つの感情で揺れ動いています。
「連絡したい、戻りたい(本能)」と「連絡すべきではない(理性)」の葛藤です。

2.すがりついてしまった場合
まず「すがりつく行為」の本質について整理しましょう。
別れた後も「どうせ自分のことが忘れられないだろう」とお相手に思われている状態は、あなたの価値(フレーム)が著しく下がっている証拠です。
あなたの気持ちを完全に把握し、「自分より立場が下だ」と認識しているお相手は、残念ながらあなたのことをそれほど気にかけなくなります。「自分の気持ちさえ向けば、いつでもやり直せる」と高を括っているからです。
いわゆる「手に入った魚に餌をやらない」状態です。お相手は合コンに行ったり旅行を楽しんだりと、何事もなかったかのように過ごしているかもしれません。
すがりついたことによって、相手の罪悪感や焦りが消え、むしろ心を楽にさせてしまったのです。
ただし、そんな状況であってもあなたが2か月ほど完全に連絡を断って沈黙を守れば、お相手は少しずつあなたのことが気になり始めます。
「なぜ連絡が来ないんだろう?」と疑問を抱くことで、下がっていたあなたの価値を再認識し始めるからです。

まとめ

もし今あなたが別れの局面に立たされているのであれば、ご自分の未練や本心は隠すのが鉄則です。

プライドが高い方の中には、別れ際に強がって冷たい態度をとったり、「私も未練なんてない」と言い放ったりするケースがあります。一見大人げなく思えますが、実はすがりつくよりもずっと効果的な対応です。

「別れたいなら別れよう。ちょうど私もそう思っていたから」と言える人は、相手に主導権を渡しません。一時的に信頼感は少し落ちるかもしれませんが、あなたの価値(フレーム)は確実に高まります。

【追伸】

もちろん、お相手の性格や過去の経験、二人の相性や交際の歴史によって細かな心理は変化します。

ですが、95%以上のケースにおいてお相手は今回お伝えした心理状態に当てはまっています。

復縁を本気で叶えたいのであれば、感情的に動くのではなく、お相手の心理メカニズムを正しく理解した上で客観的なアプローチを重ねていきましょうね。